映画『すずめの戸締まり』見てきた

※本編、入場者プレゼントの「新海誠本」の内容に触れてます。

 

 

11日から公開になった新海誠最新作『すずめの戸締まり』を見てきた。日の上映回数は多く、しかも映画館が入っているショッピングモールの開店前、そして地方ということもあり、お客さんの入りは半分くらいだった。前後左右にお客さんがおらず、これはゆったりとした気分で鑑賞することができるぞとうきうきしていたのだけど、同じ列にいた小学生女子?が終始小声でヒソヒソ話しているのが気になって気になってあまり映画に集中できなかったのが残念でならない。エンドロール中も作品に浸りたいのに…!!!!!!!!客層を絞りたいなら、大人ばかりのレイトショーやガチ勢が多そうな最速上映会とかに行くべきなんだろうな。帰ってきて夫にその話をしたら、「上映終わりがけの人が少なそうなときにもう1回行くといいよ」と言ってくれたのでもしかしたらもう一回行くかもしれん。

 

以下ネタバレあり。

正直な感想は「面白かったと思う」。映画に集中できなかったせいか、没入や感情移入やがあまりできず、感情を激しく動かされることはなかった。環が本音を吐露してしまう雨の駐車場のシーンや、ラスト常世で幼いころのすずめが「すずめのお母さん知りませんか!?」と母親がいなくなったと感じつつも探すシーンなど、ほろっと泣いちゃう部分はあったんだけど。『君の名は。』や『天気の子』の時はもっとポロポロ泣いてしまったり、「〇〇で悲しかった」「〇〇でよかった嬉しかった」と感情が伴う感想で上映後胸がいっぱいだったのに。君の名は。が6年前、天気の子が3年前の公開。もうメインターゲット層ではないのかもしれない。椅子になった草太を中心にコミカルなシーンもあり、それは面白かった。あと気になるのがダイジン。序盤は完全に悪いやつなんだけど、じつはいいやつ。作中の描かれ方的に、終盤でダイジンが要石に戻るシーンで「ダイジンっ…!!!お前ってやつは…!!」て気持ちになりそうな雰囲気だったけど、ダイジンのキャラをわたしは掴み損ねていたのであまり心が動かなかった。歳を重ねるごとに子どもと老人と動物が辛い目に遭うのは条件反射的に泣いてしまうようになったのだけどね。

というのを総合して、感想が「面白かったと思う。」。「面白かった」とは言い切れなくて、でも決してつまらないわけじゃない。これから理解を深めるために小説版を読む。発売日に買っていたのだけど、やはり映画は内容を知らない状態で見たかったので積読状態だったのよ。

 

入場者プレゼントがもらえたのは嬉しい誤算。あることは知っていたけど、もうもらえないかな〜と思っていたので。Twitterですずめの戸締まりを検索すると「新海誠は元々百合(女性と女性)でやろうとして〜」みたいなのを見かけるけど、その情報源てどこだ?新海誠本の

主人公に関しては、前作の『天気の子』がどちらかと言うと男の子の物語だったので、今度は女の子の物語にしたいというのがありました。(略)その頃のプロットでは“なのか”と“たまき”という少女二人のロードムービーだったんです。

この部分か?百合作品が好きなので、個人的には是非新海さんに作ってほしいです。新海誠本には監督や主演声優のインタビュー、企画書などが載っているが、企画書とか見ることができてうれしい。ゲットできてよかった。

 

子どもが生まれたので映画館に見に行けないかもと思っていたので、見にいけてよかった。もう1回もし見にいくとしたら、次はIMAXにするぞ!