純愛SMコメディ

久しぶりに『ナナとカオル Black Label』読んだ。ナナとカオルは高校生の男女が“息抜き”と称したSMプレイを通じ、お互いや自分自身に向かい合っていくラブコメ漫画。ナナとカオルには、『無印』と『Black Label』と『Last Year』の3種類があるが、わたしはBlack Labelが大好き。本作は主人公の杉村薫が憧れる官能小説家・更科修太郎の故郷で、薫、薫のMでありヒロインの千草奈々、更科、更科のMでアダルトショップ店長の橘満子の4人で過ごす夏休みの話。SMを通じてしか愛を確かめられない更科と満子の大人なやりとりや、そんな二人の夏祭りでの「言葉」。SMが題材なのでセクシーなシーンが多いが、胸がキュンとするシーンもあって女性にも受け入れられる作品だとおもう。橘さんの「女」らしさが大好き。無印は18巻もあるけど、Black LabelとLast Yearは5巻ずつなので読み返しやすい。